研究課題名
心拍再開した院外心停止患者における頭部CTの灰白質と白質のCT値による神経学的予後に関する研究


背景と目的
 院外心停止は本邦では約10万人/年発生しており、1か月後の神経学的予後良好者は約2.5%と極めて低いのが現状です。心拍再開した院外心停止患者の神経学的予後予測に関しては血液検査、画像検査、脳波検査などが研究されていますが、その中でも頭部CT検査は院外心停止患者を受け入れているほとんどの施設で行うことができる検査であり、これで神経学的予後予測ができれば、ご家族の方への予後の説明をより根拠をもって行うことができます。そこで、国立病院機構の救命救急センターで多施設での観察研究を行い、臨床的に役に立つかどうかを検討します。


研究の内容
 心拍再開した院外心停止患者について、病院前情報(目撃・市民によるCPRの有無、初期心電図波形)、病院到着後情報(心停止の原因、脳低温治療を行ったか)、心停止〜頭部CT撮影までの各時刻、頭部CTのCT値、30・90日後の転帰を調査します。

倫理的事項
 本研究は「観察研究」であり、情報を収集するのみです。本研究への参加の有無により治療内容や予後に影響があることは全くありません。データは個人情報は特定できない形(匿名化)で管理しますので、個人情報が漏えいすることはありません。本研究で得られた情報は、本研究および関連研究以外に使用することはありません。

研究責任者
 原田正公 国立病院機構熊本医療センター 副救命救急センター長

分担研究者(2015年10月15日時点)■  

七戸康夫(国立病院機構北海道医療センター 救命救急センター長)
山田康雄(国立病院機構仙台医療センター 救命救急センター長)
安田貢(国立病院機構水戸医療センター 救命救急センター長)
小池俊明(国立病院機構高崎総合医療センター 救命救急センター長)
古谷良輔(国立病院機構横浜医療センター 救命救急センター長)
西山慶(国立病院機構京都医療センター 救命救急センター長)
定光大海(国立病院機構大阪医療センター 救命救急センター長)
加川隆登(国立病院機構浜田医療センター 救命救急センター長)
小林良三(国立病院機構九州医療センター 救命救急センター長)


研究期間
 2015年11月1日 〜 2018年3月31日

お問い合わせ
国立病院機構熊本医療センター 原田正公(研究責任者)
  E-mail: masakoh@kumamed.jp