【第167号】「急性心筋梗塞」について、 「救急外来検査処置チーム」について | くす通信 | 国立病院機構 熊本医療センター

【第167号】「急性心筋梗塞」について、 「救急外来検査処置チーム」について

くす通信

「急性心筋梗塞」について、 「救急外来検査処置チーム」について

 【「急性心筋梗塞」について】



●急性心筋梗塞とは?

冠動脈が突然詰まり、心筋に血液が流れなくなり壊死に陥った状態です。原因としては、動脈硬化や血管攣縮(けっかんれんしゅく=動脈けいれん)により、血栓(血のかたまり)が形成され血液が流れなくなるためです。


●自覚症状はありますか?

 激烈な胸痛、胸部圧迫感が出現し、様々な部位に放散します。持続時間も長く、狭心症の薬も無効です。しかし、希に全く自覚症状がない場合もあります。


●急性心筋梗塞の死亡率は?

 現在でも死亡率は高く、約40%と言われています。その多くの方は発症後1時間以内に、心室細動、心停止などの危険な不整脈により、病院到着前に亡くなられています。


●急性心筋梗塞の症状が出たらどうするの?

 できるだけ早く、専門施設で経皮的冠動脈形成術を行う必要があります。病院到着前に心停止になった場合は、一般市民、救急隊員による心肺蘇生術の施行が救命率の改善につながります。


●治療について

 梗塞巣の拡大阻止のため、おもに経皮的冠動脈形成術(けいひてきかんどうみゃくけいせいじゅつ)が行われます。


循環器内科部長 藤本 和輝

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 【救急外来検査処置チーム】

 急性心筋梗塞に対する治療である“経皮的冠動脈形成術”は緊急性が高く、一刻を争う処置です。この検査・治療介助にあたる看護師には、専門性が求められ、従来は循環器科病棟の看護師が担当していました。しかし、搬送された患者様に「短時間で、よりスムーズに治療を受けていただきたい」という思いから、平成25年1月に「検査処置チーム」の構想が出されました。この構想を受け、平成26年4月より、救急外来看護師5名が心臓カテーテル検査や処置の介助ができるよう育成しました。 10月1日からは、循環器病棟看護師3名を救急外来スタッフに迎え、計8名で「救急外来 検査処置チーム」を立ち上げ、稼働し始めました。


 勤務体制は、「検査処置チーム」のスタッフを24時間3交代で救急外来に配置し、24時間365日いつでも治療を必要とする患者様の受け入れができるような体制を整えました。今後は、検査処置介助ができるスタッフの育成を継続し、チームの拡大と質を高めていきたいと考えています。まだ、チームとして稼働したばかりで様々な課題等もありますが、“患者様により安全で、安楽な処置・検査を提供する”ということをスタッフ全員の目標として取り組んでいきたいと思います。



血管造影室の中の心カテ治療風景


救命救急センター看護師長 頴川俊也


診療科の特色

<循環器内科>

 平成26年4月から新しく医師を迎え、藤本和輝部長、宮尾雄治 医長、松川将三 医長、松原純一 医長、永松優 医師、石田俊史 医師の新体制で診療を行っています。
 平成21年9月の新病院に移転以降、CCUが新設され、医師が24時間常駐し、更に、平成23年6月15日からヘリポートが開設されました。
 スタッフも増員となり、より多くの患者を受け入れることができるようになりました。


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