平成15年を振り返って | くまびょうニュース | 国立病院機構 熊本医療センター

平成15年を振り返って

【78号(2003.12)】

平成15年を振り返って

副院長
  池井 聰

 今年も残り少なくなりましたが、先生方には今年もご支援、ご指導頂き誠に有り難うございました。
 今年の衆議院議員選挙ではさして急激な変動はなく、医療環境はさらに厳しくなるものと考えられます。
 このような中で当院の1年を振り返りますと、年頭のくまびょうニュース67号で宮崎院長が述べていますように、良質の医療の提供、高度先進医療への取り 組み、医療連携の推進、教育・研修、臨床研究、国際医療協力の発展をはかってまいりました。良質の医療を提供するために、救命救急センターの開設、MRI 新機種の増設、新型ガンマカメラの導入、医師・看護師スタッフの増員等を行うことが出来ました。なにより職員の接遇の改善と医療安全管理の充実に努めまし た。
  高度先進医療の取り組みでは、従来からの血液疾患に対する骨髄・末梢血幹細胞移植に加えて、閉塞性動脈硬化症など末梢血管疾患に対する自己骨 髄単核球移植療法を始めました。また、外科、泌尿器科、産婦人科、整形外科、耳鼻科での鏡視下手術、眼科の眼内手術等、多くの分野で先進的な取り組みを 行ってまいりました。
 医療連携の取り組みとしては、紹介患者様を当院での診療にめどがついた時点で紹介元の先生にお返しする事に加えて、直接当院を受診された患者様も地域の 先生方に以後の診療をお願いするいわゆる逆紹介を徹底してまいりました。また第14回開放型病院連絡会(2月19日)では、特別講演として厚生労働省医政 局関英一先生の「電子カルテ普及のシナリオ」を拝聴しました。第15回開放型病院連絡会(8月28日)では、パネルディスカッションで5名の先生方より貴 重なご意見を頂き、また後半は意見交換会で直に先生方の生の声を聞かせて頂きました。連絡会以外にも事あるたびに多くの登録医の先生より色々ご意見、ご指 導を頂き有り難うございました。
 教育・研修では今年も地域医療研修センターでの勉強会・研修会に多数ご出席頂き有り難うございました。医学部学生等の教育も例年通り力を入れて来まし た。さらに来年から実施される臨床研修の必修化に伴い、その受け入れ体制を構築して来ましたが、その中で「地域医療研修」を登録医の先生方にお願いしまし たところ多くの先生に受け入れをご承諾頂き感謝申し上げます。
 臨床研究では特に新薬開発治験を先生方と共同で行うことを計画しました。この方のご協力もよろしくお願いします。国内唯一の国際医療協力基幹病院として本年も開発途上国より約50名の研修生を受け入れ、また医療指導にエジプト等へ医師の派遣を行いました。
 本年4月に、副院長、事務部長、看護部長、庶務課長、会計課長が交代し、不慣れのため先生方には多々ご迷惑をおかけした事をお詫び申し上げます。
 今後ともよろしくご指導賜りますようお願い申し上げます。