JICA集団研修“包括的なウイルス肝炎対策” / 平成28年度 専修医(後期臨床研修医)を募集 | くまびょうニュース | 国立病院機構 熊本医療センター

JICA集団研修“包括的なウイルス肝炎対策” / 平成28年度 専修医(後期臨床研修医)を募集

【222号(2015.12)】

JICA集団研修 “包括的なウイルス肝炎対策”が行われました


熱心に研修を受ける研修員の様子

 平成27年10月20日より11月13日までJICA集団研修“包括的なウイルス肝炎対策:Comprehensive countermeasure for viral hepatitis”が行われました。エジプトより10名、ミヤンマーより2名の研修員が参加しました。
 本院では国際医療協力の推進を病院の基本方針の1つとし、平成元年から平成25年まで発展途上国を対象にウイルス肝炎の疫学、予防及び治療に関する集団研修コースを行ってきました。この間HBVおよびHCV遺伝子型の世界的な分布と病態、それに応じた治療法など年々目覚ましい進歩を遂げました。特に平成26年に登場したHCVに対する経口抗ウイルス薬(DAAs)治療はパラダイムシフトといえる大きな変革です。慢性肝炎から代償性肝硬変を治療対象とし、95~100%近くの著効が得られ、世界的標準治療となりつつあります。
 しかしウイルス肝炎に対する予防および治療に関してはまだ大きな障碍(obstacle)が存在し、それらは国により異なります。国民や医療者の肝炎に対する理解、肝炎ウイルス検査法、輸血供給体制、データベースの構築、高価な治療に対する助成制度などが挙げられます。本邦ではこれらの問題に対して総合肝炎対策を推進し、大きな成果を上げています。そこで今回から新たに医療行政も含めた“包括的肝炎対策”として研修コースを再開しました。3週間におよぶ講義と見学研修は研修員より高い評価を受けましたが、まだ見直すべき課題もあります。さらにより良い研修にすべく努力したいと考えています。今回の研修員12名は熱心ながら和気藹々と研修を受け、セミナーは成功裏に終わりました。関係の皆様に御礼申し上げます。

(消化器内科部長 杉 和洋)


 総合医として活躍する若い医師の育成を専修医制度により行なっています。この制度は高い専門能力と幅広い臨床能力を兼ね備え、患者中心の医療を実践する臨床医を育成するためのものです。自分の専門能力を高めるために関連する分野を幅広く選択することが可能で複数の専門医資格を取得することが出来ます。

1. 特色
 ・高い専門能力と幅広い臨床能力とを持つ臨床医を育成します
 ・自由度の高い選択プログラムが用意してあります。
 ・医療人としての全人的研修に力を入れます。
 ・病院間の交流研修が可能です。
 ・国際的な交流研修を行っています。
 (希望者は選考により米国Veterans Hospitalへ留学を行い米国の医療水準についての見識を深めます。)
2. 専門医のコースについて
 ・内科系総合専修コース、外科系総合専修コース、救命救急専修コース
 ・熊本県の総合医育成コース(プライマリーケア専修コース)があります。
3. 研修期間
 3年間(希望により5年間)
4. 応募締切
 平成28年1月30日(土)

問い合わせ先 (応募される方は事前に下記までお問い合わせ下さい。)
 〒860-0008 熊本市中央区二の丸1-5
  国立病院機構熊本医療センター 事務部管理課給与係長 馬場
  TEL 096-353-6501(代) FAX 096-325-2519
  E-mail 613jy01@hosp.go.jp
 ※研修内容についての問い合わせ
 教育研修部長 大塚 忠弘 E-mail otk@kumamed.jp