2015 診療科紹介(88) 皮膚科 | くまびょうニュース | 国立病院機構 熊本医療センター

2015 診療科紹介(88) 皮膚科

【222号(2015.12)】

2015 診療科紹介(88) 皮膚科

診療の内容と特色

 私たちは、地域の急性期中核病院の皮膚科として、入院治療を必要とする皮膚疾患を中心に診療しております。広範囲に及ぶ各種皮膚疾患、全身管理を要する中毒疹、水疱症、ウイルス・細菌感染症、そして大きい皮膚腫瘍切除や植皮など手術センターで手術を行う症例などを受け入れています。また外来診療では、皮膚科だけでなく他科の開業の先生方からご紹介頂いた方、合併症をお持ちの方、全身症状と深く関わる皮膚疾患の方を中心に診察しています。特定の専門領域はありません。皮膚科全般に幅広く対応し、総合病院である当院の特徴を生かし他科や紹介元と協力してスムーズに診療できるよう努めております。また悪性黒色腫などの高度専門性を要する疾患については熊本大学医学部附属病院皮膚科・形成再建科と密に連携して対応いたします。
 重症の緊急入院が多い当院では患者様が褥瘡や薬疹などの皮膚トラブルに遭遇することもございます。その場合も主担当科と共同で、あるいは皮膚科が主体となって切れ目のない診療を行っています。そして褥瘡回診や院内研修会での教育等を通じ、医療安全・危機管理の面からも積極的に活動しています。
 皮膚疾患は皮膚に限局するものだけでは決してなく、全身に影響を与えるもの、全身疾患の一環として生じるもの、そして他の疾患が原因で新たに生じるものと様々です。総合病院である当院の特徴を生かして他科と協力し、またご紹介頂く先生方とも連携してスムーズに診療できるよう努めています。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

担当医師

医長
牧野 公治
皮膚科一般 医学博士
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
医長
青井 淳
皮膚科一般 医学博士
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
医師
本多 教稔
皮膚科一般 医学博士
医師
西 葉月
皮膚科一般 医学博士
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
医師
工藤 恵理奈
皮膚科一般 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

 

診療実績

 2014年の実績(括弧内は昨年比)です。
 外来の新患者数は1182(+46)名、紹介率は61.7(+10.0-3.4)%、逆紹介率は54.0(-9.9)%でした。
 入院患者数は219(-76)名、平均在院日数は15.3(+1.7)日でした。蜂巣炎・壊死性筋膜炎等の細菌感染症が約4割と最も多く、腫瘍等の手術症例、ウイルス感染症、水疱症や膠原病などの自己免疫疾患、と続きます。
 手術患者数は、手術センターでの手術は62(±0)例、外来手術は267(+39)例でした。

 

医療設備

ナローバンドUVB照射装置:
 乾癬をはじめとする炎症性皮膚疾患や尋常性白斑などのうち、重症、難治な場合に使用しています。
ダーモスコープ:
 特に色素斑や腫瘍性病変について、メスを入れることなく詳細に診察を行うことが出来ます。
電気メス:
 主に膿瘍切開や壊死組織除去で皮膚を切離するのに用います。止血しながら行うことで、出血量の減少や止血時間の短縮により侵襲を軽減できます。
真菌検査:
 皮膚科独自に検体の鏡検等を行い、より正確な診断に努めています。

 

ご案内

 地域医療支援病院の皮膚科として、かかりつけ医の先生方のご協力の下、緊密な医療連携、情報提供を通じて地域医療の充実を図りたいと思っております。当科受診の際には是非かかりつけの医療機関からの紹介状を持参して頂くようお願い致します。
 急性期の治療が一段落して病状が安定しましたら、地元の病院や診療所にて治療を継続して頂くことを推進しております。引き続き安心して治療が受けられるよう努めておりますのでご理解、ご協力のほど宜しくお願い申しあげます。