福井寿啓教授の特別講演が行われました / 兼城昌邦様より「書」が寄贈されました | くまびょうニュース | 国立病院機構 熊本医療センター

福井寿啓教授の特別講演が行われました / 兼城昌邦様より「書」が寄贈されました

【218号(2015.8)】

熊本大学大学院生命科学研究部心臓血管外科学 福井寿啓教授の特別講演が行われました

 平成27年7月1日(水)に「心臓血管外科最前線」と題して、熊本大学大学院生命科学研究部心臓血管外科学教授 福井寿啓先生による特別講演が行われました。平成27年4月1日に教授に就任されたばかりです。それまでは東京の榊原記念病院心臓血管外科部長として年間300例を越す心臓血管手術を執刀されてこられました。45才とまだお若いにもかかわらず経験豊富で、これからの熊本の医療を牽引していただける心臓外科のホープとして期待されています。講演は心臓血管手術のビデオを中心に手術手技や治療のコンセプトを外科医以外でもわかりやすく図表を交えながら時間をかけて説明していただきました。
 冠動脈バイパス手術では人工心肺を使用しないoff-pump CABGの有用性と手術リスクの低減、最近増加している糖尿病性血管病変でびまん性に狭窄した冠動脈前下行枝を4~8cm切開し内胸動脈を吻合するon-lay patch法の有用性をお話されました。また弁膜症では僧帽弁形成手術の実際のビデオを供覧されつつ人工弁を使用せず心機能を温存する手技の解説、さらに先生が得意とされる、急性動脈解離の手術も症例を呈示されながら説明していただきました。教授就任直後から手術を開始されすでに多くの症例を執刀されています。また6月に大学でも大動脈弁狭窄症症例へ経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI,transcatheter aortic valveimplantation )が開始さたこともご報告されました。
 折しも大雨となり心配していましたが、講演会に多数御参加していただきましたことをお礼申しあげます。

(心臓血管外科部長 岡本 実)


兼城昌邦様より「書」が寄贈されました

 兼城昌邦(かねしろ・まさくに)様より書のご寄贈がありました。兼城様は、当院の倫理委員会委員を長年務めて頂いておりましたが、ご本人の希望により今年の3月31日をもって委員を辞されました。「熊本医療センターに、これまでお世話になったので、御礼のつもり」と仰ってのご寄贈でしたが、お世話になったのは当院の方で誠に恐縮しております。
 書は兼城様の自筆によるものです。兼城様は、雅号を昌山(しょうざん)といわれる県内でも高名な書道家でいらっしゃいます。毎日書道展で毎日賞受賞、日展入選3回、熊日書道展県知事賞受賞2回、平成20年度熊本県文化賞受賞、平成21年度文部科学大臣より地域功労者表彰、平成22年度第38回熊本県芸術功労者顕彰受賞など輝かしい書歴をお持ちで、熊本県文化協会副会長を2期務め、現在常任理事を務めていらっしゃいます。実は、当院の応接室に飾ってある書も兼城様の作品です。
 ところで、今回寄贈された書ですが、なんと書いてあるかおわかりになりますでしょうか?「歩」という文字が書かれています。「いくつになっても自分の力で歩みつづけたい」という兼城様の思いが込められた作品です。書は、倫理委員会の開催会場となっている研修室1に飾っておりますので、機会があれば、ぜひご鑑賞ください。最後に、今回のご寄贈に感謝致しますと共に、兼城様のご健康と益々のご活躍を祈念いたします。

(管理課長 清水就人)